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低温調理、冷凍、電子レンジ

更新日:2021年7月25日

加熱による食感の変化

60度…たんぱく質が固くなり始める

64度…コラーゲンが収縮する

68度…水分を失いパサつきはじめる


肉や魚は68度以下が理想的


雑菌が増殖する5~55度は避ける

豚肉の食品衛生基準 保健所の基準は63度30分 ほとんど殺菌できる


牛肉

レア…55~58度

ミディアムレア…58度~60度

ミディアム…60度~63度


豚・鶏

ミディアムレア…60度~63度

ミディアム…63度以上 鶏むね肉 低温調理専門のシェフのおすすめ 55度9時間


ミディアム…60~63度


野菜の加熱による食感の変化

80度…コラーゲンが柔らかくなる

92度…野菜のセルロース(食物繊維)がシャキシャキ感を失う


※筋の多い肉は80度前後で長時間が良い、80度以上はNG


T加熱の芽役

肉・魚…2cmの厚みに対して1時間

葉物野菜…15分

根野菜…1時間


低温調理後の保存について

90分以内に4度以下に冷却

冷蔵庫…5日間

冷凍…3か月


卵の温度帯

温泉卵…68度で30分

ポーチドエッグ…72度で20分

スクランブルエッグ…77度で14分 出し巻き卵…77度で30分

食材が、一番気持ちいいなって感じる温度帯がそれぞれあります。 専門的な言葉を使うと、食材に含まれる酵素が一番活性化する温度で調理する「適温調理」のことです。

一般的に酵素は48度以上で壊れると聞きますが、それは酵素の一面に過ぎず、ある食材の酵素は60度で本来の働きを発揮しますし、70、80、90度と、温度帯によって活性化する酵素の種類がそれぞれ違ってきます。


同じトマトでも、

  • 生のトマトと

  • 50度で蒸したトマトと

  • 80度で蒸したトマトでは

活性化する酵素の違いで、トマトの栄養バランスが全く異なってくるのです。



基本的に、温度が低く生食に近いほどサラダ向きで身体を涼める陰性。

温度が高くなるほど、煮込み向きで身体を温める陽性。


低温蒸しは100度より低い「60〜90度」の蒸気で食材に火を通すので、 目的に応じた素材の味を、上手に引き出せるようになります。



季節や旬の野菜に応じて、そのときのお好みで色々試してみましょう。

温度に対応した酵素の活性化で、各自必要な栄養素の消化効率がぐんと上がります。

生命活動に欠かせない「酵素」を活性化させた美容食を、低温蒸しは叶えてくれます。 《食材別 調理温度、時間》

  • 果物類、夏が旬の実野菜は50〜60度で30分程

  • 冬の緑黄色野菜、エンドウ等は90度で5〜10分程

  • 根菜、にんにく生姜等は70〜85度で40〜70分程

  • 芋類は85〜90度で60〜90分

  • きのこ類は66〜70度で20分程

  • 肉、魚は66度〜70度で30分程

  • 卵は66度〜70度で1時間

  • アルコール、甘酒は53度で5〜10分

  • 味噌、ヨーグルト、納豆、麹は40度で10〜16時間


《用途別 調理温度、時間》

  • 生に近い状態で食べる夏野菜ほど、50度(低め)に近づく

  • 煮物用で使う冬野菜や根菜は90度(高め)に近づく

  • 緑黄色野菜は色が変わりやすいので、高温で短時間

  • ソース用のトマト、玉ねぎなどは80度に設定

  • 量が多いほど、密度の高い食材、質量のある食材ほど、蒸し時間を長くする

  • 温度を高めに設定すると柔らかく、味に甘さが出る

  • 温度を低めに設定すると歯ごたえが残る、生サラダ用or下調理として


《切り方、蒸し方》

  • 基本的に、切ってから蒸した方が後で使いやすい

  • 水分量の多い果野菜や果物、葉野菜は、丸のまま蒸すほう